木材処理・リサイクル

建築現場から出る廃棄物ってどのくらいの量?

日々、日本中で建設工事が行われていますが、さて、建設現場から出るゴミの量って
どれくらいか知っていますか?
答えは約7,615万トン!
想像のつかない数字ですが、この数字なんと日本中で排出されている
すべてのゴミの量の約18%!!

今までこのゴミのほとんどが、埋め立てたり、焼却したり‥‥
リサイクルされることなく廃棄されてきたんです。
そんな中で、環境社会への貢献、廃棄物の処分コストの上昇という問題という両面から
大手ゼネコンで、5年前くらいから”ゴミゼロ運動”がはじまりました。
そして、平成12年にはついに「建築リサイクル法」が制定され、
一定規模以上の建築物の解体・新築工事には建築廃棄物の分別・リサイクルが
義務づけられるようになったんです。

廃木材のリサイクルの仕方を知っていますか?

ゴミゼロ運動や建築リサイクル法によって、
アスファルト・コンクリート廃材なら約90%が再資源化されるなど、
急速に建築廃棄物のリサイクルが進められるようになりました。
でも、木くずなどの廃木材のリサイクル率は、まだまだ約40%。
リサイクルするには、コストや手間がかかってしまってしまったり、
どこでリサイクルしたらいいのか分からなくて、焼却されたり、
不法投棄されてしまっているんです。
実際、大手のゼネコンさんから、解体、リサイクル処理を依頼されても、
廃木材をどう処理すればいいんだろう・・・?
という業者さんも多いのではないでしょうか。

旧丸ビルの基礎抗をチップ化した、 島田が教える"廃木材のリサイクル方法"

日本初のオフィスビル「丸ノ内ビルディング」の建替え工事がはじまったのは、平成11年。
その際に出る廃木材をリサイクルしたいという話が、大林組をはじめとする共同企業体から
私どものところに来たときは、苦労しましたね。
その頃は、廃木材のリサイクルなんてどこもやっていなかったですから。
廃木材は基礎抗に使われているものがほとんどのため、大きなボルトや釘がささっており、
普通の木材と同じようにチップ化しようとすると、機械の刃が欠けてしまうんですよ。
しかも半端な量ではないんです。
直径30cm、長さ16mの基礎杭がなんと約4000本!
でも、いろいろな所の協力を得て、何とかうちで廃木材を引き取って
リサイクルチップ化できるような仕組みをつくったんです。
チップ化したものは東海パルプで製紙原料として使われ、
会社やご家庭などで使われる茶封筒、スーパーマーケットなどの買い物袋、
お子様が使用されるノートとして再生されていきました。
私達は製材所で、ずっと木材と共に生きてきた人間。
こうしたリサイクルによって、廃木材に新しい命を吹き込むことができるのは嬉しい限りです。
もし、廃木材の処理にお困りの業者さんがいらっしゃいましたら、私達にお気軽にご相談ください。

廃木材の処理にお困りの業者さんの駆け込み寺"島田小割製材所"

建築現場から出る廃木材の処理にお困りなら、
旧丸ビルや農林水産省管轄の穀物置場などの廃木材をリサイクルチップ化してきた、島田小割製材所までお気軽にご相談ください。
平成13年9月に東京都より「産業廃棄物処分業木材中間処理業」の認可を受け、一切、有害物質を出すことなく廃木材の100%リサイクルチップ化を行っています。
今や、正しいリサイクルに取り組んでいることが業者の選定基準にもなっていますし、リサイクルをキチンとすることで、コスト削減も図れます。
あなたの会社の信頼を高めるためにも、島田小割といっしょに廃木材のリサイクルを始めましょう。 
廃木材をきちんと分別して、釘や不純混入物の無い状態での持ち込みが必要となりますが、まずはご相談ください。